ネットでふと目に入った手作りボディクリームのレシピが普段料理に使っていた3種類の植物性オイルのみだったことから、試しにキッチンで作ってみたのが始まりです。
たまたま作った出来上がりに感激してしまい、SNSで投稿したところ、ホイップクリームのようなトロけるテクスチャーと、アロマとしてのエジプト香油の出会いが、友人知人に評判となり製品化することになった偶然の産物です。
食べられる素材、そして保存料なし乳化剤なしの安心安全な、キッチンから生まれたオーガニックコスメ・トータルビューティーボディクリームです。
液体とは違い、オイルを丁寧にホイップすることにより、肌の上で形態が一瞬にして変化し、均一に素早く滑るように溶けることで、べた付かずに理想的な薄い皮膜を作り肌を保護します。オイルの持つ重さを一切感じない画期的なクリームです。
名称についている【32.5】とは、クリーム試作段階でのキッチン温度計でデータを重ねた結果、この温度からPANTALAクリームが溶け始めるというおおよその目安です。
家の中でしたら冷暗所であれば常温での保存も可能ですが、外気温・室温が30度を超えた日中の日当たりの良い場所では、アイスクリームのように溶けてしまいます。溶けても品質に問題はありませんが、せっかくの軽やかなテクスチャーが著しく損なわれてしまいますので、カバンなどに入れて持ち歩かれるときは保冷剤を用いたり、しっかりと蓋を閉めていることをご確認ください。
「添加物や保存料を含まない証明」であり、だからこその不便さとなりますが、何卒ご理解ご了承くださいませ。
PANTALAクリームは、3種類の植物オイルを配合しています。
メインの「シアバター」は、原産国であるアフリカ諸国では昔から火傷やかゆみ止めなどの万能薬として知られています。原料である胚にステアリン酸やオレイン酸、リノール酸やパルミチン酸などの脂肪酸のほか、自然治癒力を促進するアラントインや皮膚の再生を助けるカロチノイドなどの美容成分が豊富に含まれています。紫外線から肌を守る効果も報告されています。シアバターの脂肪酸はヒトの皮膚の皮脂と似た構造を持つため肌に馴染みやすく、しっとりとしたお肌に整えます。
「ココナツオイル」は、母乳にも含まれ免疫力を高めるラウリン酸のほか、トコトリエノール、中佐脂肪酸が豊富に含まれ、2013年のインドの大学の研究では、細胞の損傷を引き起こす酸化ストレスを減少させる効果があると報告されています。
「グレープシードオイル」はブドウの種子を圧搾して得られるオイルで、ビタミンEやポリフェノール・オレイン酸などの栄養素を含み、高い抗酸化作用があります。
*それぞれのオイルの特性を活かすために、適度な量の塗布と使用頻度が重要です。
かゆみや湿疹などのトラブルの原因にもなりますので、清潔にする前の使用や、塗りすぎなどの過度の使用には十分注意してください。
肌の調子が良いと人は心が落ち着くといわれています。
気分の問題か?と聞かれたらそれもイエスですが、最近の研究では肌に触れることで、情緒が安定するのは明確として論文でも発表されています。赤ちゃんが抱っこやおんぶをされることは昔から良い事だと言われていますが、お年寄りが肌をさすってもらうことで認知症の進みが遅くなったり、自分や他者と肌の触れ合いを意識的に多くすることで鬱などの症状が改善される報告も出ています。
人は脳や腸で考えると言われてきましたが、実は最も面積の多い「皮膚」という臓器にも外部からの刺激を瞬時に判断していると思われる機能があり、好き嫌いなど心で決めていると思われてきた多くの事象を実は肌が決めて脳に影響を与えていると提唱する学者もいます。
脳や腸は直接整えることは不可能なので、栄養の高いバランスの取れた食べ物だったりマッサージだったり、快眠できる環境を整えることなどが推奨されていますが、肌は四六時中、外部と触れており休まるときがありません。
意識的に肌に心地よさを味わうことで、肌も心も体調も整っていくとしたら、おざなりにしていては勿体ない!と思いませんか。
そのように最大の面積を持つ臓器である皮膚は、現代社会生活の中で様々な外部刺激にさらされています。特に清潔を美徳とする日本人にとっては、洗いすぎることで、肌をより過酷な状況へと追いやっている場合があります。過度な洗浄は、皮膚を守る皮膜を洗い流し皮膜が再び肌を覆うのにおよそ4時間近く、実は肌は無防備な状態になるといわれています。
この間の肌のツッパリや乾燥を防ぐために水分を肌に過度に与えてしまうと、弱った細胞壁が壊れやすくなる原因ともいわれ、さらに肌を弱くしてしまう悪循環になることがあります。
本来、基底層から細胞が出来上がり角質層まで上がってくるには14daysを要すると言われています。
しかし、ピーリングなどで、表面の強張った角質層を無理やり剥がし水分をたっぷり与えてしまうと、それを外部刺激と判断した身体が、急いで角質層を守ろうと短時間で未熟な細胞のまま角質層に届ける指示を出し、肌サイクルを半分以下の7daysほどに狂わせてしまうのです。
現在多くの日本女性の肌は、そのような肌の過酷なサイクルをしていると言われています。その結果、薄いままの細胞壁をもつ未熟な細胞のまま角質層を作ることとなり、配列の崩れた細胞が肌のきめを歪めた状態が続いてしまいます。
肌機能が正常に働くまでのバリア機能として、細胞が育つのをじっくり待つ。オイルによる薄い皮膜を作ることで、洗顔後の皮脂膜が完全に出てくるまでの4時間の空白に起こる外部刺激の遮断をすること。
7daysにスキップしてしまったハードサイクルから、本来あるべき14daysへ回帰して、お肌の製造工場をブラック企業からホワイト企業へ育て直すことが、オイルのボディクリームをお勧めする理由です。角質層に上がってくるまでの細胞(壁)をいかに丈夫に育てて守るのか。丈夫な細胞が角質層に並び整うことで、キメや透明感につながるために。
目指すのは、細胞が正常なサイクルで入れ替わる健康な肌。
肌をふっくらさせるために水分を与える浸透だけでなく、本来の肌が持つ機能を最大限活かす保護の時代へ。スキンケアの概念がいま変わりつつあります。エイジングケアとしてだけではなく、私たちの身体の素晴らしい機能を信じサポートするために、【美しい肌を育てる為のボディケア】を提案します。